詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日と同じ退屈が様になってる日々
何故だか自分にはこれが合ってる
そんな気がして面倒なことは忘れた
そう言いながら逃げ道を走りつづける
もう 誰にもじゃまはさせないから
続いて行く 日々はどうして悲しい陰りを潜ませたままなの
やりたいことも適当にすましてしまえば
それが未来になってしまえるように 僕はそんな風に道をはずした はずしてきた
これからもだ これからはない
変わらない変わることない絶望が
体中の体液を吸いつくしてゆくよ
自分で望んだ訳じゃないと
なるようになっただけ
なんて望んだも同じなのに
言い訳ばかりの毎日を歩く
いつだって 満たされないでいる想いは僕を苦しめ続ける
遠くなる 遠くなる
やさしさにしがみついてよれよれのまんまで僕に無理してまでも笑顔をくれる
やめてくれよ
やめてくれよ
そんな笑顔見たくない
やめてくれよ
やめてくれよ
こんな日々悲しすぎる
いつか来るとは思っていたけど 実際目に映るのとただ想像するのとでは違いがありすぎて
この世の全てが言葉の博覧会なんだ 見えないだけ
絶対に逃げられやしないのさ
溢れているのは全ては無限なんだ 止まらない
書きつくす事なんてないのさ
だから みんな
みんな それを知りながらも書いてる
幻想美術館に飾られるだけの運命をたどる
悲しくもはかない想像が形となったそれが詩(うた)
尽きることなく明日も溢れる この世が終わっても絶対に
こんなに書いても満たされないままの未だに想いは想いのままで苦しいよ
胸が 心が チクチクするのさ
胸が 心が 燃えているのにな
こんなにも また
言葉を それでも
やれるだけ
時間と命の許す限りに書いていきたい
そう叫んでいるよ
だから 書くよ 書くよ
死ぬまでは 書き散らすよ。