詩人:どるとる
君がくれるぬくもり
僕を包む窓明かり
今年は 去年とは違うみたいだ
君が時間かけて
つくってくれた
手編みのマフラー
まいてるからね
愛っていうものが
わからなかった僕を今では理解できないね
だって愛ってこんなにも あたたかいんだから
白い雪が降り続く夜
何も特別なものは要らないよ
君の笑顔さえそこにあればいいよ
ポケットにしのばせた指輪を渡したいけど 夜明けが来ても渡せないのさ
あなたがいちばん最初に抱きしめてくれた人だから
僕はもう引き返せない 愛という森の中で出逢った君のぬくもりを忘れられないから
どうか 僕の不器用で遠まわしな言葉の真意を受け取ってね
愛っていうものがなかったら僕は寒すぎて寒すぎて死んでしまっていただろう
ありがとう ありがとう
君がいてよかったよ
ありがとう ありがとう
愛しているよだれよりも
愛のある冬だ
心の中まで
あたたかいなあ
愛している
特別なものなら
ここにあるじゃないか
今気づいたよ
愛が全てだと
やっと気づいたよ
悲しみは溶けていく
やがて太陽が顔を出す
僕らに舌を出して
笑いかけているよ
さあ 歩いて行こう
白い雪の道を
愛を 感じながら。