詩人:あいく
太陽と月とが出会った太陽が夕陽と呼ばれた頃月が七日月と呼ばれた頃照れているか太陽はおもて赤くし月はおもてを半分隠すされど出会いは束の間秋風にたなびく雲が朱に染めた絹の様に流れ行くわずかの刻やがて太陽は西の彼方へ姿かくし夜の帷が闇を招く月はさざめく貴方が去って輝き増すこの身の切なさよされど貴方が居るからこそ輝けるこの身なのよと月は凛とし大地にそっと光を落としつづけた。。。