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詩人:甘味亭 真朱麻呂
地球と同じ速さで僕の中で回ってる 幾多もの幸せの光 連れ添いながら いつもいつでも 世界中の恋よりも自分の痛みや悲しみを何故だか一番だと思いこんでしまったり見えてしまうのは きっと
それは僕自身の心に語りかけるその全てが直に伝わるから
だから僕はそれ以外見えなくなるんだ
身勝手なほどにあなたしか見えなくなる
妄想の中で恋にはまるでカナヅチの僕が溺れている そんな自分がいた時代はいつだったろう…
妙に強がって威張るだけ威張ったあとには恋のその深さに疲れてしまった心が次の行く先をまた指し示すけどもう歩けそうにない そんな弱音を吐いてあげくには眠ったふりをしていた頃に
僕には君しかもう見えてはいないんだ よれよれの汚れたシャツは
時を経てずい分汚れてしまった
あの日誓うからと袖を通した真っ白いシャツなのにな
それは頑張ってきた勲章なんだと君は言う
どんなに真っ白なシャツだって どんなにきれいな心を持つ人も 汚れひとつなく汚れひとつつけず この一生を終われないんだ だってこの世界にはたくさんの人間の中にある欲望を奮い立たせるものがあきれるくらいにあふれているんだから
そう君はさり気なくぽつりとつぶやいていたっけ
この広い宇宙の全ての惑星を集めたってかなわないさ
この思いは限りなく無限大さ 不可能な事も限界さえ超えていけるパワー
ブラックホールも吸い込めやしないよ 逆に吸い込んでしまうくらい君のキッスは過激的で吸引力バツグンさ
いつだってどこにいたってどこで何していたってふたりはお互いの距離を近く感じていられるんだ どんな日も
人生に間違いは付き物で それでも頑張る 僕の姿が君は好きだよといつだってフォローしてくれるから それが結果的に僕を助けて 力の源になっているんだ 限りある人生 永遠にはとどまってもいられないからせめて君の側で永遠に回り続ける天体になりたい。