|
詩人:甘味亭 真朱麻呂
恋の深い深い傷を背負ったまま歩く君のいる処へ行く途中に
昨日見た夢の続きで君の真意を知らなくても良い その先のページをめくる勇気が僕にないならば恋は終わりさ
恋の始まりはいつでも笑顔から始まり何故か終わりは切ない
涙だけで海が作れそうなくらい
流してきた涙の数は今まで失ってきた恋の数だけあり そのほかの悩みで流した涙より多いかそれよりもしかしたら匹敵するくらい それ以下でもそれ以上でもなくて
体中むしばむ恋の病 不治の病のように
僕の心に救う失恋の ほろ苦い記憶が
まだ僕の中に残って 昨日の事のように
その痛手を心のスクリーンに絶えず映し出している さよならの言葉の数だけ大人になったのに
僕が時には原因で
恋した相手の誰かが
わがままだったり
いろんな原因があり
その恋によって沢山の要因があったけど どれもその人たちの評価からはずれた僕のわがままな査定かもしれないんだ
観点はいつでも低迷
焦点が合わず心のレンズは常にピンぼけだった
もうさよならなんて言いたくもないし
ああさよならだなんて聞きたくもない
だからさよならしないように僕自身が
揺らがない定まった眼差しで…なんて
今さら気がついて心が思いの外痛いよ
あの頃から 僕をむしばみ続けてる 病よ
もういつかだなんて言わないもうお別れだ
君だけ 君だけは
決して失ってはいけない 永遠の愛を誓うのは 今
神様なんてそこまで信仰強く信じた覚えも試しもないけど
はじめて祈ったよ
これが最初で最後の祈りで人生最後の恋ならば叶えてくれよと祈る思い 幸せになれるよと自分で自分に言ってみたり
そんなのわびしいけど 祈らせてくれ 神様がいるかどうかなんてこの際どうでもいいさ この恋がかなうのならば
次のページ 新しい君と僕で明日のページをおそれずに開けたら始まる予感がしたから。