詩人:甘味亭 真朱麻呂
君の瞳に映る世界はいつも 何故だか喜び以外
とても恐いもののように見えた まるで化け物を見てるようにおびえきってふるえていた
孤独を埋め合わせるかのように僕はいた
僕は何もはねのけやしないのに
他人は何故か僕を少しずつ避けていくよ
嫌がっているのか それとも僕が悪いのか 何ひとつわからないままで月日(とき)は過ぎた
ひとつひとつ歳を重ねていくたびに何かを人は知るもの
人は旅人のようにどこかへ旅立つ 嫌なものならば受け入れたりうなずいたりしないのは当然だよね
だから離れていくのかな だから元から関係すら面倒だから持たないのかな
あなたのその冷たいまなざしがまるでやのように 私の胸を貫いた 今もその傷跡が残っています
この胸に 見えない傷跡が生々しくもなくただただ自分に言い聞かせていた孤独がたえるようにと僕を逆に強くしていたかもしれないあの日
僕をただ単に避けていた…そんな事とはわからずに感謝までしてしまった 幸せなくらいの勘違いが生んだ孤独なのか? 違うだろう
誰も責められずに今やこうして笑えているけど淋しかったんだ
君に出逢うまでは。