詩人:甘味亭 真朱麻呂
必死に見えない何かを
追いかけていたり
今度は見えない何かに
追いかけられたり
沢山の迷いや悩み事に
追い立てられてる 足下も見えない暗闇の中で
そんな毎日が
とても悲しい
だけど日々は
とても大切で
だから何ひとつとしてなくして良いものなんて僕には無いのさ
水風船に穴をあけて
中の水があふれてくるみたいに 想像はいつもあふれてくる
無駄に思うくらいに 感傷に浸り干渉し合いながら
あいた穴から出続ける水はやがて出尽くしてしまう
だからその風船はやがて想像を出し尽くしシワシワにしぼんでしまうのさ 想像が尽きるように
だけどまた水は直に溜まる 穴のあいた処を絆創膏で塞いだって直らないから同じ想像は出ないだろう
小さな細かい矛盾が形づくる 解けきれない疑問の欠落点
僕はそれを埋めるためにまた 風船を想像の蛇口につけて勢いよくでる水を連想し蛇口をひねる
風船は水を入れないと水風船にはならないから
頭の中で水風船というイメージの中に水というをアイデアを混ぜ合わせてよく振ります 缶コーヒーを振るみたいに想像を作ります
想像には終わりはなく書き尽くしてしまうことはないから
いつでも水風船が割れたりしたら また次のを作る
頭の中の想像で何かを想像してみよう そして何でも良いから 失敗をおそれずに書いていくのさ
頭の中で何かを作り上げてゆくのさ
それが言葉という行程になるまで何工程もの検査と実践を繰り返す 失敗のないところに成功は生まれないさ 何度も何度もやってこそ成功は生まれるもので
まるで過去の思い出をバックに また新しい思い出となる今を作るような行程さ
思い出は過去になんなきゃ呼べないんじゃなく過ぎ去った時間ならば全て思い出さ 不思議な事じゃないのさ要領さえつかんでしまえば簡単
そこには自分だけの世界が広がる 広げるのは勿論自分だ。