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詩人:どるとる
僕がつく嘘はだれも救えない
僕がつく嘘じゃだれも助けられない
僕が嘘をつくたびだれかが傷ついてる
僕が嘘をつくたびだれが涙を流す
僕はだれかを知らないあいだに傷つけて
僕はだれかをそんなつもりはなくても悲しませた
だれかに好かれようとして 偽りの自分演じただけの僕はただの嘘つきだ
本当の自分見せるのがとてもこわくて
嘘つきの僕は嘘ばっかついていたよ
本当の自分はひどくかっこわるくて
自慢できることなんか何もなくて
だから嘘の自分をつくりあげたけど
君にはやっぱりばれたよ
君が本当に愛していたのは嘘つきの僕じゃなくかっこわるくて情けない僕だったんだね
それが僕がついた嘘のすべて
嘘なんかつかなくても僕は君に愛されていた
僕は気づけなかった。