詩人:紅麗-クレイ-
『どうして手首を刃物で切るの?』と誰かが心無しに訊いて来た。理由が分かんないならあたしに近付かないで。別に第三者の目なんか気にしてないんだから。理解出来ないならあんたなんか必要ない。要らない。皆無だよ。でもこの世の中は小便臭い餓鬼みたく甘ったれた言葉など通用しない。なら、あたしなんか存在する価値などあんのかな?