詩人:さみだれ
くだらない
その愛欲を捨てたらもう
君は書けなくなるんだろう
くだらない
生きる喜びを見いだしたらもう
君はここには来ないだろう
価値を与えようと頑張ってみても
最初からあるんだよ
価値は
魂をすり減らして
だんだん虚無に近づいて
ついにひとつの感性を失う
おそらく俺はもう頭がどうかしてる
キチガイの懺悔
滑稽でしょ
生まれたての魂を
欲しがるあまり
ないことを悔いたわ
俺の肉を新鮮なうちに
しゃぶしゃぶにでもしてくれ
残った骨を揚げて
皿まで舐めてくれ
たぶん俺はもう頭がどうかしてる
2011/08/25 (Thu)