詩人:甘味亭 真朱麻呂
あんなに探したから 君という安らげる
温もりにふれられる 世界で唯一の居場所
それは君の胸の中
何よりも君は僕のこと一番に分かってくれるから 僕も同じだけの信頼の目で君を見ていたいのさ
どんなときでもお互いを信じあい手をつないだその先に幸せがあるんだと考えて
君は僕に身をまかした
そのための今という毎日さ
それくらいの信頼を寄せる君の期待に応えられるように不器用でも 恥ずかしがり屋でも 君にはやれるだけのことはやってあげたいと思う そのつもりだよ
粟粒のように消えて行く時はまるで
炭酸水のような少し酸味のある日々
後味はほろ苦い失恋の味だけど舌触りは甘い口当たりさ
行きずりの思いを伝えたい 君だけに
この現の夢の行き先を静かなる余生までも君と過ごしたい
ずっとこの何十年先の未来までも君と生きていきたいと思える人に出逢った奇跡による喜びは一抹の不安さえ塗りつぶすほどに数多の星のように心の奥底で輝くよ
きらめきながら ふたりは まるで
流れ星のような 時の中で 静かに
そっと瞼を瞑る
耳をすましてみれば 幻のような光が瞼の裏で夢と消え去る けれど悲しみからの 涙は流さずに強く強く生きる術を知る
遠ざかる日々にもそうすれば 素直な心で ねじ曲がった気持ちもやがて垂直になるさ
全くの平行線の日々でもいつかこんな今日という今日が未来にとってすばらしい日になること分かっている 一見意味がなさそうですべての今日にそれなりに意味はあるらしい
地球儀の中で帆を張る船が一双 それは僕という船さ 大海原へ航海に出る船なのさ いろんな今日の中で人は何かを知る 地球儀から見たら縮小された世界がその大きさに合った日本が赤く浮かんでる 変な感じだけれど僕は今 ここにいるんだね 指し示すのは笑顔の君
ふざけてるようでそれが僕らには紛れもなく自然体で。