詩人:放射能
死にたくなって
くるんです
常に吐き気もするし
この体内のものを
ぜんぶ出したいと
思いました
それはぼくを余計に
混乱させたのです
足の中や腹やウデ
胸の中が空虚のような
かがみで見たぼくは
なにかあれていました
もっとぼくは
すきとおっていて
人にぶつからない
消えてしまいそうな
それがぼくだと
知っていたんです
それを
拒絶されてしまって
ぼくの行動が
ぼくのからだに
受け入れて
もらえなくなりました
ぼくの理想は
苦しんで
死ぬことだったと
思えます
だから
このからだが
どうなろうと。
2007/12/24 (Mon)