詩人:ハル
人と同じ道を進みたくない。
しかし、そう思いながらもまた今日も決まった道をひたすら歩く。
決まった道を歩く旅人。
誰もが旅人。
誰もが決まった道を歩く旅人。
決まった道。自分の道。
旅人は止まった。
そこにいい景色があったから。
飽きた旅人はまた歩く。
再び立ち止まる旅人。
雲の行方を考えた。
考えるのを止めた旅人。
眠くなった旅人。大きな木の下で昼寝をする。
そんな旅人になりたい男が一人。
今日も決まった道を歩く。
旅人になりたい男の旅は続く。
そしてまた歩きだす旅人。
2007/06/09 (Sat)