詩人:矢野元晴。
昼休み。 いつものジョナサンで 日替わり定食を注文。 デザートを食べに あなたと何度か来たな。 暫く遠い目をしていた 薄れてきた思い出の先に 視線を感じる 初めて出会った頃の、 あなたの姿があった。 また、時間が止まる。 速まる心音だけ残して。 すべてを思い出した気がした。 ひとつ また、ひとつ 歩んできた道。 何か間違っていただろうか。 選んできた道は すべて正しかっただろうか。