詩人:ユズル
いつまでたっても
いついつでも
わたしのつま先は冷たく
寒さに朱く染まって
ゆらゆらとゆらいでいるのは
どうしてなのかな
どんなに与えられても
どんなに成長しても
わたしの端のほうは所在なく
どこか何かを探して
さまよいたゆたっているのは
どうしてなのかな
優しいこの世界で
暖かい心を持ち寄って
空には鳥を描いて
花の香りのなか深呼吸しているのに
冷たいつま先
さまよい求める心の端
それともそれらは
ぬくもりにとって必要なのかな
わたしはいつでもゆらいで
たゆたう この波の中
襲いくる優しさ 寂しさ
この世界が大好きで
いろんなこと 感じられる
ただ少しだけ思うの
もっと安心してみたいな