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詩人:どるとる
独りきりになっても
やがて全ての信頼をなくしても僕は強がれるかな
意地を張るのは得意だから
きっと何が起きたって僕は笑っているだろうね
だけれど心の中では
泣いているんだ
独りきりで生きていくには僕には力不足
独りで歩いていく気力すらないんだよ
まばゆいばかりのこの世界
人口の光で飾り付けられた街の中
それでもあなたは笑えますか?
明日が見えない壁に阻まれて何も見えない
生きることは
思ったよりそれだけでつらいな
立っているのがやっとだよ
今夜も眠れそうにないや
たくさんの片付かない問題に誰もが埋もれて
夜も朝も
自分との闘いに明け暮れて
ふと立ち止まるとき
あなたは 僕は
笑えるような場所にたどり着いていますか?
山の中腹で 人生の全て 悟ったような顔をして何もかもあきらめている顔では笑えないのは当たり前さ
だからこそ
涙の夜を越えて
笑えるまで
その日まで
苦しくとも
待つことを選んだよ
瑠璃色の夜明けを
独りきり 風に吹かれて
あるはずもない勇気を何も無い場所にイメージするんだ
ほらね、笑ってる僕がここにいる
でも強がっているだけだからまた泣いてしまうね
だけれどいつもより
優しい気持ちがするよ
それでもあなたは笑うんですね?
はい。僕は 笑います
泣くだけ泣いたら
歩き出します
太陽が見えるまで
光が見えるまで
闇の中を 歩き続けます
自分と誓うよ
僕はもう振り向かない。