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[124205] 始まりの日は終わりの日

詩人:甘味亭 真朱麻呂


同じ話題でばか笑いしていた ちょっと昔の僕ら
そしてふたりはいつでも手を繋いでた
理想のカップルみたいに
ふたりはいつだってその仲の良さが自慢だったのに
それは前のことでつい最近のことのように
まだ抜けない君のあの笑顔 見慣れてしまっていたから
昨日のことのように過ぎ去った昔を見つめながら
今もまだ残ってる過去の傷跡がうずくのさ
残してきたものがあまりにも大きすぎて
いえることはないから永遠にきっと背負ったままこれからも歩くのでしょう
それでも愛想を振りまかないではいられないので 笑いはするもぎこちない
笑顔はいつも嘘っぽく見える 鏡の中で見る自分の笑顔は

寂しいくらい
静かな生活 息が詰まる狭い部屋
帰ってきても
誰もいない 掃除も手つかずのいかにも男の部屋
これなんだね 脱ぎっぱなしのシャツみたいにはねのけられる日々
独り身の寂しさは
だからみんな
恋をするのかな
『おかえりなさい』と迎えてくれる人もいないしな

誰かに必要とされる僕になりたいな
たとえ不器用な毎日がやってこようと
僕は負けないから 今度こそ 逃さない

永遠に続くような恋の扉 またおそれず開けたら また新しい明日が同時に始まる気がする 本当の明日の始まりの日が
訪れる気がするんだ。

2008/04/06 (Sun)
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