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詩人:甘味亭 真朱麻呂
淡々と通り過ぎてくいくつもの今日が
見えなくなるまで見送ったらいつものようにそそくさと眠る
だんだん遠ざかる景色は夢か幻のよう
目に見えるだけの悲しみと喜びを数えている僕 本当に数えたいのは喜びだけなのに 悲しみも数えなくちゃ
遠い空を見上げて 途端にまなざしを落とせば
ほんの少しだけは楽勝かな 疲れることばかり
僕の胸の中に溢れる
溜息は誰のせい?
ずっと考えてた
ずっと考えてたけど
分からなかった
分からなかったんだ
胸を悲しみの色に染め頬を伝う涙が地面にポツリこぼれ落ちたら
また始まる今日という物語の一瞥を生きてく 強い力に変えて 歩き出そう 今
僕らは歩き出そう
walk walk walk
歩けや歩け
walk walk walk
歩けや歩け
ただこのまままっすぐに輝いてる光を目指し あの夢の待つ場所へ 歩き出そう
雨がやんで虹の出る日を待たなくてもそのうちやむから濡れてでもゆこう 善は急げさ
心を濡らす涙は悲しいから流す涙じゃなく
過ぎ去った昨日に残してきた証を確かめる
そんな瞬間の場面に見つけたひとときの安らぎ
体中全てで愛し合った2人のようにまた誰かを
愛せたらいいな僕はそんな日がくることを
心から願ってる
心より願ってる
だからこそ歩くんだ
これ以上悲しくならないように
これ以上時にもてあそばれ笑われないように
ぶっ飛ばしにゆこう
人はどんな人生を生きていようとそれならそれで強く強く生きるすべを知るため歩き出すしかない
それを胸に秘めたならば
背中を見せ逃げることを選ぶよりも
神が与えたゲームに乗り
いっそ立ち向かう勇気の方が必要さ
それがわかったら
悲しみぐっと押し込んで歩き出すんだ
それが本当の強さで
誰から見ても勇気のある決断なんだろうな。