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詩人:まとりょ〜鹿
貴方に全身全霊
ありったけの愛と
其れを表現する為の嘘を
私は貴方が好きよ?
其れだけじゃ駄目なんて
我が儘がすぎるわ。
心赦せる場所が欲しいなら
私に依存しないで頂戴。
其れは愛するとも、慈しむとも違うじゃない?
雨の日は進んで外に出るのよ。大丈夫、丈夫。
丈夫じゃないなら止めとけば?って
私の事を常時
鼻で笑って馬鹿にするじゃない。
大丈夫、丈夫。
馬鹿は風邪を引かないんでしょ?
傘も要らないわ
今はただ外に出たいと燻ってるのよ。体がね。
危険信号かしら?
雨より此処で二人きりの方が
湿っぽくて私は死にそうよ。
貴方に全身全霊
ありったけの愛と
それを表現する為の嘘を…
巧く吐く事さえ出来れば、貴方は
あの時のように手放しで綺麗に笑っていられるんでしょ?
縛られるのはもう
お腹一杯なんだから。