詩人:甘味亭 真朱麻呂
永遠を求めて
誰もが知るのさ
永遠なんてもの
この世界には無い事を
守りたい何かはあなたにはありますか? 僕にはひとつだけあるんだ
それを知った瞬間から僕は変われた
いくつもの出逢いと別れのその中で
その出逢いの数だけしてきた別れと同じ悲しみがまた次の出逢いさえも少しその色で染める
そんな別れもあるんだって事が出会えたことを喜んでいたいのになぜか素直に喜べずに浮かない顔で出逢う また同じ様に
見つめあう時の中で
重ね合わせた唇の冷たさだけぬくもりでかき消すように
埋め合わせた今日一日はどんなふうにこれから終わり疲れて眠るかなあ
疲れないって事はまず有り得ないから
生きてる限りは
だからグチもなくならない ため息も同じさ
遥かにのぞむ未来はまだ遠く
果てしない道の途中でいずれ
涙を流さないではいられない
瞬間がやってくるんだろうな
手向けの花のひとつも今日に
捧げようか終わり行く一日に
今日を時の闇に放り投げてその今日が完全に消えるまで見届ける
言い訳で踏み固めた日々を
ちゃちな仮想現実世界(バーチャルリアリティ)を超えて 超えて 超えて 今
現実で目覚めるんだな今日も 昨日と同じ様に変わらない世界の自分の部屋で目を開けて目やにを鏡の前でこすり取る
それだけはnever
続く 続く 続く
明日も飽きたって
続く 続く 続く。