詩人:ユズル
こんなんじゃ、だめだ
だめ、だめ、だめ。
さまようのだ。
きらきらの宝石箱は
どこへ消えた?
探したってもう、
何もない
あるとすれば
それは新しいもの
美しくやさしかったとしても、
昨日のとは違う
捨てたくない、
消したくない
人生を変えるほどの。
はかないことを
知って、悟って、糧にして
気のせいばかりの毎日を、
結局は眠たい日々を、
逃げていく時間を、
限りある命を、
ああ、すすみたい、逃げたい
何故こんなにも人間が溢れている
そんな目で見ないで
そして、
だめだ、眠たいから、眠って
また別の希望と、
だめだ、
を繰り返そう