詩人:あいる
誰だお前って飽きて
水飲んでもどっか渇いてて
靴下が片方行方不明でも
裸足なんて嫌で
独占欲強くても分け合ったほうが満たされて
賑やかなのは楽しいけど
楽しいの意味に疑問を感じていて
仮装パーティも普段から
つくってるせいか止まってみえて
自分のことも他人事のように思えて
ピンチのあとにチャンスありって
どちらも平凡に塗り潰されて
電球が1つきれても十二分に過ごせる時代は明るすぎて
今何ができるかってなんでもできるけど何がしたいかわからなくて
忘れた思い出せないのまえに心に入ってなかった
空っぽの屋上で
シャーペンの折れた芯のスピードで
ようやく時間に追いついた針が季節の芽に刺さるわけで
誰だお前って飽きて
飲もうとした水を眺めてる