詩人:lua
この世界
大きくなつていくもの
此処に存在る
全てのものなのです
小さな窓からでもいい
私を見て欲しいのです
あの虹の
七色を数える者
今、出来る
全てになるように
意味のないことなんて
何一つないのなら
躊躇うこともない
そのままに生きればいいのです
この躰から
解き放たれた全て
信じられるのは感覚
曖昧な評価は要らない
愛想笑いの日々も要らない
嗚呼
距離も要らない
ぃやよ!
何を感じ、
何を求め合うのでせう
目と目が合つて
手と手が触れて
それでも重ね合うのは
躰ばかり
嗚呼
やつと重ねる意味を知つたわ
君がくれた確かなもの
寂しさの固まり
愛しさの見返り
優しさは見積もり
馬鹿は早くおやすみ
この先は偽りなのですか…?
ベルを鳴らすのは誰
君以外はお断りなので
手を見せてください
声を聴かせてください
『興味が在りません
だうぞ
お帰りください
躰の距離を
縮めたいのなら
他を当たつてください
当方生憎
縮める距離など
ないのです』