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[125380] 水を使って火をおこす

詩人:甘味亭 真朱麻呂

僕の中にしかない歌を君のために いま
力を振り絞っても唄いたいのです
空は気持ちいいくらい晴れ渡ってて欲しい 全てが終わる悲しいはずの日は

少しでも ちょっとでもその悲しみからの胸の痛みを感じずにすむように
その痛みすらもやがて消えてゆくのならば
安らかなまま 最後まで僕はやさしさに包まれて君とふたり
唄いたい

ただひとつの願いが空に届くこと
僕はいつまでも生きてる限り祈り続けるよ

どんな風が吹いていても
どんな雨が降ろうとも
僕は変わらない願いを空にたくすから

この道をたどった場所には
この空の向こうには君が待っている
僕を待っててくれている あの笑顔で

道は続いていく
何処までも
何もかも全てを
ぬぐい去れぬのなら
もう悲しみなんか
忘れても良い
なんのため此処にいるのかさえわからないから

通り過ぎる夏の日よ
僕らの目の前であっけなく消えないで
最後にさよならくらいは言わせてくれよ
ときにはきっと水を使って火をおこすみたいに滅茶苦茶な事をしないとだめな日もあるし
そんな事でないと許されないときもあるから

あたたかい光いま僕ら照らして
どちらが先に折れるかの愛の力試す体力勝負ぶら下がりガマン大会

壊れてく 壊れてく
純粋な身体が終わりへと近づいてくたびに
不思議に 不思議に
心をぶち壊すブランコを漕ぐ片手すらも土を蹴りスピードつける両足さえ僕には無いから

私の方が 僕の方が…
その言い合いの果てにあるものはきっとくだらない終わり無き愛とその答は同じだからずっとその繰り返し 何処まで行っても未来の僕も今と同じセリフだ
それだけでほざく意味もないから風がすべてさらってくれるのを待つだけなんてあまりにも悲しすぎませんか?

ただ僕は体中全てで君を愛したいのです
結論からいうと。

2008/04/27 (Sun)
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