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詩人:甘味亭 真朱麻呂
明日の僕もそのまた明日の僕も
素直なまでに今日と同じ平凡をくり返す
君の中にある僕の間違ったイメージは
勘違いしながらも何故か空回りせずに
回り続けていまも絶妙に生きています
僕の中で 君の中で
なにが変わりゆくの?
言葉並べて 愛と叫んで 君はそれで本当に満足なの?
変わりゆく町並みを眺めるようにひときわ輝くまん丸なあの月を見ているのか?
君も いま 僕と同じ様に
ただそばにいたいだけさ
わかって欲しい
君のその涙見ちゃったからには帰れない
図々しくズカズカと君の心に入りたい
されど土足で入るわけには行かないから
君の心の玄関横の靴箱に入れておくよ
弾性のある逃げ足だけは早い去りゆく人びとのおいていった気障な捨てぜりふ
ふたり 近くのものさえ見えづらい闇の中
それでも必死にブランコを漕ぐあの日の君の姿に心うたれた僕はこうも思えた
君の為に捨てる命ならば無駄にはならない 決して
それはこれからの君の糧になるから
ばかといわれても僕は否定はしないが
そのばかな僕はばかなくらい君を愛してるから 君の為ならばばかにもなる
それが君への決意のあらわれだから
わかって欲しい
わかって欲しい
君にだけには
君にだけには
わかって欲しいのさ
わかって欲しいのさ
やわい月明かりに照らされて
いまも同じ光の中たまにはケンカをしながらも
続けていきたい そう願うだけに僕らは日々をふたり楽しんでた
さざめく光 同じだけ浴びて 同じように人として
この世界に息づいている命を持つ同類なのにたまに違う光の量の多少の誤差に子供みたいに愚図りながら
抱きしめたときの強弱を教えて
君をこの一回だけのチャンスの中で満足できる強さで抱きしめたいからさ
歌は流れる 胸を刺激する歌 頷きあいながら呼び合う名は それぞれの名1つさ。