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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「のちほど」への投 票 〜

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[125385] のちほど

詩人:甘味亭 真朱麻呂

夏の空を見上げて
君は少し笑顔を浮かべる
悲しみもいまもその心に無理やりなすりつけて
僕には忘れた振りしてても抱えてるんだね
僕は遠くでただ見つめてるだけしか
出来なかったけど

この青い空に版画をつくるように
ガリ版で青空すべて写し取って
君にまた会う機会があるならプレゼントしたいな いますぐに 忘れないようにバックに突っ込んでく

夏の坂道は暑い日差しが照り返すけど
君の笑顔が僕の隣に咲くからそれほど気にならない暑ささ 自転車を漕いで下る坂道
日陰と日向をくり返す
木陰に隠れた姿真上から見れば隠れたり出てきたりして見えるのかな
飛び立てる羽が翼に生えそろったら飛び立つための準備を

僕に青春をくれたあの一夜 あの人よ
汗ばむ身体を宙に浮かせて いま不安を共に水底に沈めようよ

さめた空に浮かんだ青空レコードを夏の日は選んでコンポに入れてかけようよ
君とふたりYESorNOの世界で 青空の下を幻を連れ立ったドライブは引き続き続く
握ったハンドルだけが次の目的地を知っている 本当は欲しかったが つかみとるべきだったんだろう
けどもうそれも幻だとあきらめる踏ん切りもついた
時間ももう忘れるには良い頃合いだろう

あしたまでには
きっと誓えるように心の中で準備しておくから
同じなようで同じじゃない愛はだれにとってもそうであってほしいと心から祈る

気にしなければありがたみもさよならの重さもわからなくなるほど
この世は悲しいくらい クライ クライ
泣きわめいている目覚まし時計が告げる朝に別の誓いを立てた 朝露のサンデー

明日の分のまだ真っ白なページにさえ
はみ出してしまうくらい1日の黒板に書きたい夢や理想だけは多すぎるんだよ
君は僕の持ってない光を持ち同じ様に
僕はきっと君のまだ持ち得てない光を持っているから 愛は無傷だ。

2008/04/27 (Sun)
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