詩人:阿修羅
吐き出したくなって
泣き出した
またいなくなった
きっとそう
それは、わたしが
いなくなったから
上手にできなかったから
ごめんなさい、
ごめんなさい
って哂うのはもう
これ以上傷つくのはごめんだから
それが誰かを傷つけて
またわたしをきずつける
きもちわるい繰り返しになっても
声がいつだってループするから
頭の中を
正直に生きられなかった罰だと
たくさんの人間を巻き込んだ罰だと
君はいなくなると
哂っていうんだ
それでもういい
わたしにはどうしようもない
何もいらない
これでいいから
それでいいからもう
しんどいのはいやだ
傷つけないで、って
殻に閉じこもる
そうもできないけれど
もう、大丈夫だって
いってしまっているから
今だってすべてを疑っているのに
さよなら、って云って
いつも振り返っている
哂えない
ごめんね。
大切にしたかったもの
きっと、ほんとうだった
でも、わたしではだめだった
それだけのこと