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詩人:山崎 登重雄
…愛する沖縄に捧ぐ
日出国の島々 南の宝土
深き悲しみの歴史 愛し小島
蒼き空 熱き風
蒼き海 熱き血涙
離宮 琉球 十字架の楽園
父たちは 父たちは
悔し涙で緑に染めた
母たちは 母たちは
悲し涙で緑に染めた
命のいっぱい染みこんだ
乾いた土を涙で肥やし
誰もが憩う宝土に変えた
子供らよ 子供らよ
彼の父母たちのせなに聴き
彼の父母たちのせなに触れ
彼の父母たちのせなを踏み
未来永劫忘るるな
この楽園の美しさ
人の誠の誉れなり
君らがやがて父母と
そして子らへと伝え行く