詩人:甘味亭 真朱麻呂
頭をいくら振り絞ってももう昔すぎて
ちょっとやそっとじゃ思い出せない事があるのさ
小さく 小さく 滑らかに君の声が
鼓膜を通り滑り込んでくるよ
君を守らなくちゃ
くだらないなんていう弱気な思いは無視して
逃げ出そうとする足を引き止めて
立ち向かってゆくさ
どんな事にも恐れない
間違った事をただすために走る 殴る ぶち破る
その先にある
その先で待つ
君を救うため
僕は行くよ
今すぐ 君の元へ
君が呼ぶほうへ
僕は走るよ
君を傷つけ泣かせるなにもかもを蹴散らして もう 全速力で行くよ 行くよ 僕は
終わらないさ
終わりなど決まらないさ
きっと 何が起きても 君をまもる そう働きかけたから
誓いは揺るがない
言葉もふるえない
明日も見失わない
輝きも絶えないさ
終わることのない時間
光 またたいて
瞳を駈ける星たち
僕は包まれ いま行くよ 行くよ 僕は
今すぐに! 行くよ!
待っててね だから
もう少し もう少し
もうしばらくの辛抱だ。