詩人:中村真生子
木は神様の楽器に違いない。息吹を感じて葉を揺らし音を奏でるよ、さわさわと…。木は神様の画板に違いない。絵筆を感じて葉を輝かせ光を放つよ、きらきらと…。木は神様の御心に違いない。佇むものに寄り添ってともに揺れるよ、ゆらゆらと…。木よ…。その音色でその輝きでそこに在ることで深い安らぎと静かな勇気を与えてくれる木よ…。