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詩人:どるとる
世界中の人が 今日も僕と同じ一度きりの1日を生きている
誰にでも同じ 時間が与えられてるけど
もしかしたら 悲しいけど 誰かが今日もどこかで いち早くリタイアしてしまってるかもしれない
だけれど僕は僕の1日をただ生きていくだけさ
与えられた時間の中で笑ったり泣いたりするだけの1日もまた 素晴らしいのさ
僕が今日ふとため息ひとつついたこの瞬間にも 世界のどこかで誰かが 命を失うとしても 僕は何も知らないで 笑っているでしょう
くだらない話をしている時間でも 誰かがどっかで 苦しんでるかもしれない
それでも僕は何も知らないことを良いことに笑ってるでしょう
でも笑っているのが僕にとっては普通なんだ
悲しいときは泣くけれど 僕は僕の1日だけを見つめてる
だから もしも世界のどこかで誰かが死んでいるとしても
気にせず笑うよ
気にせず話を続けるよ
僕が馬鹿みたいに笑ってる時にもしも誰かが死んでも
君も馬鹿みたいに笑ってる時にもしも誰かがどうなってても
それを知らなければ
僕はいくらだって笑えるさ
無神経なほど
異常なほど
僕は僕の1日だけを見つめてる
それが普通だ
良いんだよ
でも考えてみれば
なんだか不思議さ
この瞬間にも
こうしてるあいだにも
誰かがどこかで死んでるのかな?
知りたくもないけど
悲しいほどあり得る話しだね
誰ひとり目をそらせない現実の話だ。