詩人:甘味亭 真朱麻呂
ラッキースマイリー こっちを向いて
この僕だけに微笑みかけて欲しいんだ
はみ出した欲望がちょっとわがまますぎて
たまに僕ら傷つける 残酷に
真面目なこともふざけてしまえばなにもかも台無しになるように
すべての出来事はそうと決めたら曲げちゃダメさ ダメダメさ
気持ちを重ね合わせながら歌をうたおう
夢のような景色はまるで幻が乗るメリーゴーランド
きらめく夜の遊園地
愛の原価を忘れないでたとえ時の隔たりには勝てずに古びて色あせた古本屋さんの棚の片隅に追いやられても
めぐりめぐってまたここに戻ってきて欲しい 一度は捨てた思いだとしても
あんなに欲しくて買った本なのになぜか僕はまだ味の残ってるのにはき捨てたガムように
身勝手な言い訳ひとつだけで片付けられはかない運命をたどる生まれた時代の考え方の誤差とそれにより生まれるいくつかの弊害
習慣づけるべきものなのになぜかいつでも間違いばっかり
リサイクルしてまたリサイクルして恐縮ですと言いながら
いつでも人はその先の続きが知りたくなる なにがなんでも
思いを馳せたり想像したりするけど見えないものの方が多すぎてもう なにも見えない
君も僕も まったく
向こう側ものぞいてみてもわからないままさ
いつになっても こんなに考えたってね
猿はとぼけた顔でふざけてシンバルをたたくだけ
その時の気分で声は自由な永遠を描く
宙返りで狐を描いて 不思議な買い物にでた僕が持ち帰ったものはふしだらなバッタもんばかりさ
要領の容量は僕が
僕の心をふるわす物語がその先には僕のことを待っている そう信じてんだいつでも変わらずにね
どこへ行っても答は答でしかないとわかってたのに
リンゴがリンゴでリンゴじゃないけどホントはリンゴ
つまりはそうだワンパークさ
僕たちメタボーイ
勝手に君に片思いさ 気づいたらいつも
僕は元の僕になる。