詩人:さみだれ
散らばった本晒された月の痴態うっとうしいカーテン緑の曲線与えられた赤と掘り起こした青で夕日を沈めた今日も会いに来るひとりきりの逢瀬抱擁する一緒にいよう、とタナトス夢や現実を剥がしてくれ理想や虚言を裁いてくれことあるごとに僕を抱きしめ惑わしてくれタナトスよ確かな実像をあやふやになるまで粉々に僕を星だと罵りその身を寄せてくれ