詩人:山崎 登重雄
抱え込んじまって持て余してる訳じゃない
拡がらない縮まらないタイムラグ
おんぶしようか 抱っこしようか
小刻みにゆらゆらして
子守唄であやしながら目を細めては
止まらない戻らないタイムラグ
リアルタイムで進化の過程を魅せ付けられて
残酷なほど君が必要
ボタンひとつで済まされて
ナンバリングし吐き出された目的地
額面通りのライフスタイルに
綺麗に胸の前で十字を切って時間軸のクロスオーバー
深刻なタイムラグ
すべてを雄弁に物語りながら
君と僕の未来は視線をそらした
次にすれ違う駅は何処なんだ