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[125955] 我が思い、罪人に問う

詩人:甘味亭 真朱麻呂

泡のように消えてゆく
ただあとは跡形もなく
消えてゆくだけの時間
その中を歩くのは僕ら
痛みも幸せも感じるのは僕だ 私だ 君だ

丸い月のような笑顔を浮かべるきみと
ソーダ水みたいな味をしたふたりの恋

そんな味がした なめてみたら甘くて後味は少し酸っぱいから

体中を駆けめぐる赤いペンキは
行き着く先もないままいつも体の中を
流れ作業みたいに満たすこともなく増えることもなく
次々に流れていく
この時のように

迷いもするさそして悩む脳細胞
まじめなことでも時にはふざけたいな
少しくらいは許されてもいいと思う
世界の許容範囲はわかりづらすぎる

正しさをなぞるように人は法を作り
自分たちが決めた絶対のルールの中で
それを守りそれをおかす人々を罰しているけれど なぜかへっちゃらな顔で人は犯罪をおかす 法を破る 自分の欲望のままに走る
わがままというスキー板で滑り落ちていくように白い雪が舞う雪上
冷たい実情
いつもメディアは騒ぐ
悲しいニュースは必ずというほどつきない
報じられるのがセオリー? または常?
ひこうきじゃないと行けない遠い異国の情報がテレビに映る知らない世界での国境や海をこえた出来事が悲惨なまでに流れる 今日も涙が落ちるけど
当の実行犯は勝手なことばかりいいながら
正義をけなすだけけなし果ては身を滅ぼす
死刑台にのぼる
無駄死にするように
首にわっかをかける
痛みは一瞬
すべてつかの間に視界は真っ白
苦しむのは一瞬 それだけで痛みを与えた人たちは浮かばれないし報われやしないけど
だけれどそれだけで一瞬の恐怖が拳に汗を握らせたあと
舌を出し お陀仏さ 涙してる人を笑いばかにする勝手な意見を並べて他人事のようにメディアは映すわけじゃないがそれをはやしたてる人を生む どうしてなのかなぁ命を粗末にする?自分を追い込む?

2008/05/09 (Fri)
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