詩人:どるとる
わけもなく ふと消えてしまいたくなる時
僕はどうすればいいかわからないよ
ただ涙におぼれてる
ぬけがらのように
魂のぬけた心
何をしても
楽しくないし
どこにいても
落ち着かない
虚空をさまよう 僕の瞳は何かを見てるようで何も見えてはいない
生きていくことにも
前向きになれない
死ぬことにも おびえている
中途半端で曖昧な自分なんてクソだ
早く死ねばいい
ゴミクズのような言葉を吐き出して
日々を送るのも疲れたけれど
不思議とまだわずかに残ってる
何グラムかの希望
眠れない夜 何もやることがないから
ただぼーっとしているだけで無駄に時間は経ってしまうよ
廃人のような 炭酸のぬけたコーラ
飲むほうだっておいしくないし
いっしょにいても楽しいはずがない
孤独を背負って いつまでも 何を待ってる? 何を求めてる?
悲しいのは僕だけじゃない
僕なんて生易しいものさ
生きていくことを投げ出したら
僕には何も残らないだろう
最初から逃げ腰の姿勢じゃだめさ
何も得られない
ゴミクズのような言葉を散らかして
日々を送るのさ
風に吹かれて
いつのまにか この手にあふれてる
何リットルかの涙
不思議とわずかに残ってる
何グラムかの希望
そのふたつが僕の最後の光。