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[125957] 愛の離別式〜愛は眠る

詩人:甘味亭 真朱麻呂

本当のことばかり話す人なんていない
であるならなにが本当でそれを確かにする
真実は?証は?どこにある

嘘で埋めて固めた本当をこのまま
保てたとしても
それは自分を抑えてどこまでも
我慢することで
僕はもうそんな苦しみに耐えきれるほど
残されてない命だ
だから好きに生きさせて欲しい
今まで頑張った分を
今まで我慢してきた分を認めて理解(わか)ってほしいだけなのさ

ずーっとどこまでも 果てなどなく続く道 これからも続く旅路
その中でいくつもの 試練をくぐり抜けてきた旅程の先できみは笑いかけた
最後までとうとう変わらない笑顔で
違うものを期待していたのに
これもひとつの僕に与えられた永遠からの掟なのかな
当たり前な幸せより多くは望んじゃいないさ
それ以上は願ってないよ
ただ でも…

たくさんの言葉が集まって出来た光
寄せ集めの言葉たちがつくる物語は
これから何人の目に触れだれの心を
どれだけ満たし幸せな気持ちに出来るかな?
そして時には切ない夜を埋め 悲しみに浸っていたい自分をとことん鎮めてくれる
静けさを与えられるかな?
沈む 沈む 沈む 想像の底へと
潜る 潜る 潜る 暗闇の中へと

あの日 願ってた場所 光り輝く暗澹たる黒い光かき消すまばゆい光
変えていくことで幸せを必ずしも得られやしないから
何度幸せの中へ潜ってもつかの間に終わるさ
たった数年間の幸せさ
その続きは最悪さ

だから 言葉は僕を本当にたどり着けるまで
縛り付けるように
書かせつづける
真実への探求とその追求

最後にわずか残されたのは今までよかれと暮らしてきた
慣れ親しみすぎてなれなれしくなってた 自分だけの幸せと周りからの山ほど積まれていく非難の声が残されるだけさ
今さらどれだけやり直したくても取り返しなんてきかない。

2008/05/09 (Fri)
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