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[75850] 溺れる恋

詩人:花房優希

君が僕に“恋”をしてるというのなら

そんな僕を君からを奪ってしまえば、

君の人間らしさが減るかもだなんて、ただの思い上がり

だって君に僕は要らないのだから

視線が交わらないその瞬間

君が求めるのはいつだってひとり

僕らはきっと、ひとつにはなれないんだね

分かっていても、それでも欲しいんだよ

ねえ、君、分かってる?

とんでもなく君が好きなの、分かってる?

欲しくて

どうしようもなくて、

それでも

狂おしいくらいに、君を―――




ごめんね

ごめんね

君が好き


知らない振りは出来ないから、

せめて今だけ、君の隣で笑っていたい

2008/04/26 (Sat)
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