詩人:花房優希
君が僕に“恋”をしてるというのなら
そんな僕を君からを奪ってしまえば、
君の人間らしさが減るかもだなんて、ただの思い上がり
だって君に僕は要らないのだから
視線が交わらないその瞬間
君が求めるのはいつだってひとり
僕らはきっと、ひとつにはなれないんだね
分かっていても、それでも欲しいんだよ
ねえ、君、分かってる?
とんでもなく君が好きなの、分かってる?
欲しくて
どうしようもなくて、
それでも
狂おしいくらいに、君を―――
ごめんね
ごめんね
君が好き
知らない振りは出来ないから、
せめて今だけ、君の隣で笑っていたい