詩人:遙香
もし私が死んだら
友だちには写真を
渡してください。
そのときに
どんなときも
味方だからねって
伝えてほしいな。
妹には服を
あげてください。
あのこ、新しい服
欲しがってたから。
少しは役に立つかな。
古くてごめんね。
ままには
何をあげようかな。
私はままに
いろんなものを
もらったから。
この手紙を
見てるってことは
私は死んだって
ことだけど、
ままは私に
"命"をくれました。
"愛"をくれました。
生きててよかったって
すごく思えたよ。
だから私はままに
"感謝"をあげたいな。
物じゃなくて
目には見えないけど
誰よりも、誰よりも
だいすきだよ。
私を産んでくれて
どうもありがとう。
また遠い未来に
会えるといいね。
それまで私のことで
泣いたらだめだよ。
いつもみたいに
大口あけて笑ってて!
それじゃあ、
またね。