詩人:あやめ
風になった気分はどうですか?
あなたが風になって一年がたちました。
いま、あなたはどのような風景を見ているのでしょうか。
あの田舎の上空を飛び回っているのでしょうか。
あなたがいなくなってから、命の尊さがすごくわかるようになりました。
すごく落ち込んだし、色々後悔しました。
せめて、約束だけは果たしたかったですね。
その約束も、もう永遠に果たせなくなってしまいましたね。
私も、いずれは風となります。
そのときにでも、天国で果たしましょうか。
それまで、待っていてもらってもいいですか。
あと何年かかるか、何十年かかるかわかりません。
人生というのは先が読めないものですからね。
だけど、待っていてください。
必ず、私もそちらに行く時がありますから。
そのときには、お酒でも飲みながら語り明かしましょう。
それでは。 敬具