詩人:中村 休落
生きたい 生きたい 生きたい。菜の花は風に揺られて…。僕と、同じ背たけの菜の花は。明るく。僕とキスをして、春の、この小さな春よ、好きだったとは、言えなかった。僕に、きれいだねって、ねぇ 生きることって、愛し愛されることだよね、花は、僕を悩ませる。あざやかな、その色は。生きたい 生きたい 生きたい ー。