詩人:遥 カズナ
ソーダ色の空溢れる泡の雲さよなら太陽閃く波しぶきオレンジに闇と光りがざわめく境界線につんざき吹きすさぶもうただ…ただ行く…風の音が五感を一つに溶かし羽ばたきもせずグライダーよりも純粋な風そのものになる陸が閉ざされた二次元の紙切へと どんどんとなって行く…沖は人魚の姿メデューサの呪いが波間に見え隠れしているこのままグラン・ブルーのイルカと帰れなくなるまで…世界の果てへ落ちてゆきたい