詩人:すみよ
例えば嘘に嘘を重ねて 自分自身が見えなくなったらそしたら君がそれを見抜いて 僕の姿を暴き出すだろうバラバラになり中身は空虚宙に撒かれて消えてなくなる探る様な目で僕を見ないで疑う君は龍の尾になり僕の身体を締めつけるだけ空洞は埋まらないどんなに君が求めてきても 答えは僕の中にはないから波がざわめく真冬の海は 剥れた僕を遠くに流して二度と戻れないそんな世界が始まる