ホーム > 詩人の部屋 > 望月 ゆきの部屋 > シュガースポットU > 投票

望月 ゆきの部屋  〜 「シュガースポットU」への投 票 〜

  • 望月 ゆきさんの「シュガースポットU」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[14762] シュガースポットU

詩人:望月 ゆき

夕暮れの熱を
ポリエチレン越しに感じながら
運び込まれたボク

「急患です」とは
誰も(もちろんボクも)
叫ばなかったので
薄暗いベッドの上に放置される
意識もうすら遠のいて
そのままボクも眠ってしまったらしい

「かなり転移してますな」
遠くで声がして目をさます
上から見下ろす影はつづける
「もう長くない」

ああ、これというのも
運び込まれて数日間
ベッドに放置された結果ではないか
こんな時どうしたらいいのだ
まずは弁護士に相談だろうな

と電話帳に手をのばした
と同時にボクは服を脱がされる
と次の瞬間にはあとかたもなかった

たぶん
手のほどこしようがなかった
のだ

それにしても
美味かったのだろうか
と シュールを置いて

2004/07/12 (Mon)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -