詩人:キュウー
眠い目を擦る僕に
おはようのキスをする
君がいきなり抱きつくから
せっかく起き上がった僕の体は
すぐにベットと平行になる
急に泣き出した涙の意味がわからずに
君の涙の意味を考えた
でも
君にはその沈黙が苦痛だったみたい
もたれかかったコンクリートはやけに冷えていた
閉まりきらなかった扉の隙間から君を見付だせたなら
君の腕掴めたんかな
太陽が照らし出す僕の手は
握り締める君の手を失っていて
月が照らし出す僕の足は
君と歩く時より重く遅くなってないた
ただいまが響く部屋に
おかえりの声は無く
すすり泣く僕の叫びだけが
木霊するように…