詩人:甘味亭 真朱麻呂
だいじょうぶさ
だいじょうぶ、だ
僕がもしも明日お空の星になっても
それは日々を繰り返してきたという結果なんだよ
だから僕は限られた日々を使い果たしてしまったから
僕は明日たとえ終わりがきても
こわくともなんともないのさ
それが普通さ
それが自然だ
僕は星になり輝きを空にはなつよ
星になるからにはなにより負けないように
きらびやかな街のネオンにかき消されないように
人工の明かりに引けなどとらないように
僕は輝くから その時はもし君がいてくれたら
先に僕が行くときは いつの日か まだ先のことのようでこの流れのどっかで必ず起こることだからさ
昨日が今日に そしてその今日が今いる今では今日とよんでる明日になったように
あっという間さ
振り返ってみりゃ
幻のようだった
今までの人生とそしてこれからの日々
すべてが夢をみてるかのようだな
なんて笑う 笑う
柄にもないのに
僕はただ笑うしか
なかったあの日
そして気づいたら
それも過去になり
遠く振り返るそれからだいぶ経ったあの日から未来の僕がそこにいた 此処にいた
此処にいてまた笑ってた
あの日と同じように あの日と変わらない
つくり笑顔だけはうまくて
それが愛想笑いだとしても
とにもかくにもプラス思考だ そうだプラス思考、だ
むりやり笑う笑顔に気持ちはゆがんでた いつの間にか笑顔もゆがんでたんだ
人生という物語の中で主人公を演じたい 何処までも複雑にそして何処までも乱雑にいつも
又そして今日も新しい明日のページを開いて 明日を今日と名づけるように
なれたようによぶのさ
違和感すらなくいつかの若かった自分はただ夢に生きはつらつとした顔で日々前を向いて僕の横を通り過ぎる
腰をまるめた僕とは正反対の希望を抱けていた頃の僕や昔の過ぎた歳の僕が様々な顔をして僕を追いこしてゆくよ。