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詩人:甘味亭 真朱麻呂
その涙は強さになるさ その笑顔が明日を作るのさ
いつでもそんなふうに世界はなって行くんだ
ただ当たり前な幸せが今も私の隣で当たり前にそれも当たり前に笑いかける
ただそれだけで悲しみに濡れた私の
心もからっと晴れた空のようにあたたかく
すぐに乾くんだ 干した洗濯物も乾くように ほんの少しの時間で着れるんだ
たためるんだ
たったひとつの約束とただ一度の誓いからの裏切りとそれを裏切った深い理由
すべてはやっぱり丸くはできない
すべてはやっぱり守れやしない
でも…だけど…しかし
そんな事ばかりさ
そんな事ばかりさ
出てくるのは
でも…だけど…しかし
その先が出ないよ
その先が言えない
どうしてもね
もうつまらない言い訳でごまかしたり
欺いたりしないから
安らかにお眠り
汚れすぎた悪い僕よ ただほんの昔の僕よ
昨日のように思い出す
僕よ 僕よ サヨナラ
君のためにまた1人 悪い僕を捨てるから
君のためにまた1人 ばかな僕に手を振る
サヨナラ サヨナラと本当はイヤだけど
バイバイ バイバイと朝陽に別れをする
自然と都合のいいようにかたむく
完璧に覚えた歌のように記憶にすりついてしまった長年の間に
そんな悪い習慣をいま僕は捨てるよ
なにも言い訳はそこには使えない どんなごまかしも利かないのさ
今日まで積み重ねてきた過ちばかりの日々を今さら消せはしないけど それでもひとつだけ そんな日々だったからこそ僕は君と出逢いそれが間違いだったと気づくことができた。君に救われたんだから満更無意味でもなかったみたい
ほんのささいな出来事が輝いた今日は未来の僕らにとってかけがえのない今日に変わるさ そんな日々の積み重ねが輝くゆいいつの術だ。深い闇をかき消す光を体中浴びている。今日もまた命の恵みを浴びて生きていられる。