詩人:高級スプーン
どれだけ支えになろうとしても
君の苦しみは泣き止まない
少数派だと主張する大多数が
大衆の中に埋もれていく
答を見つけたいと嘆いて
問題から目を背けた
一人でいいなら歌わない
歌っても独りきりだけど
皆から距離を置く自分が居る
論点からズレていく
思考はまとまらないのに
僕は固まりカタマリへ戻る
解決させない
しても認めない
それでも明らかになっていく
君や僕の構造を理解し
やがて説明書がついて
不可思議が無くなり
つまらない世界になっても
僕は歌いたい
歌うことが好きだから
他の全てを犠牲にしても
幸せだって叫びたい
それは嘘です
鎖で繋がれて
事態は悪化するばかりで
手のつけようのない現実
それでも歌を歌いたい
ありのままの姿で歌いたい
何の救いにもならないけど
歌わずには居られない
耳を塞いでも聞こえてくる
何でもない僕の歌で
少しでも君を支えたい