詩人:甘味亭 真朱麻呂
どこまでも
歩いて行こうよ
僕らに敵なんかいないから
気にしないで
そのまま歩こう
数え切れないくらい
昔をふと振り返る僕
気づくとまた振り返る
僕がいるんだ
コーヒーも淹れたばかりなのに冷めてしまうくらい
思い悩んだ日々もあった
いくつもの試練にからだを痛めつけてさ
いくつかのドアを押し開けてここにいる
また不意の風に心さらわれそうになって
あの日落とした
過去に落としてきた
落とし物の在処はきっと誰も 君も知らない
そうだよね
いつの日か 2人結ばれたいね
手と手だけじゃなくて
心と心も結びあえたなら素敵さ
すなおな気持ちが明日を鮮やかに染め
すたれてた心に虹を架けて行くよ 今
銀色のスプーンで
今とあの日をかき混ぜて
のぞき込んだコーヒーの中に映った
とぼけた僕が少しだけ笑えるようになったときには
前までは解らなかった答も今は解ける
前までは全然解らなかった問題でも
今はスラスラ解けるさ 問題にもならない
だから全ての今日に熱く愛し合う
2人の決められた時間(とき)が止まるまで
意識が吹っ飛ぶまでは世界がここにいることを許してくれなくなるまでは僕は君の隣で
君と笑いあい限られた時間の一秒さえ大切に 大切にいたします
ばか話に花を咲かせる種なんかいくらだって持ってるからね
日々僕を僕が追い越しながら新しい僕で新しく同じように生まれ変わった世界で新しい君に逢いに行く
また今日も 何度でも
時が満ちるときが
終わりの日が
2人の見上げる空に映るまで
なんとなく過ごす1日すら戻らないけど 愛おしく抱きしめたあたたかさだけはなにを置いても忘れない
忘れないから
君も忘れないでね
ちょっと忘れそうになるのは仕方なくても 許容範囲でも
いつでも君は僕の一番の存在。