詩人:どるとる
そんなに急いでどこに行くの?何を焦ってるの?
笑顔なくしてまで
得られるものなんてないから
嫌々 笑うならば
大いに泣きなさい
人生はいつだって
坂道のようなもの
下り坂の時はラクチンだけど
上り坂の時はキツいもんです
どうせいつか 終わってしまう人生なんだから 走らず歩こう
せっかくのきれいな景色を眺めよう
生きてることの素晴らしさをもっと
この心で感じよう
急がなくていいから
ゆっくり生きてゆこう
だから走るより歩こう
バカみたいに急いでる誰かに 先を越されたって 僕は誰かと競争してるわけじゃないから 全然悔しくもないのさ
どうぞ置いていけよ
僕はひとり気ままに
風に吹かれているよ
夜も朝も いつでも
時計の針が何時を差してても 僕は
自分の気持ちに素直になって 生きていたいだけさ
無理に走って 体壊したってそれはバカだから けがをするくらいなら ゆっくり生きてたっていいじゃないのさ
人生はいつでも
急げばいいというもんでもないのさ
僕は走るより 歩くほうが好きだから
季節を感じながら
温度を感じながら
僕は僕の人生を
生きてゆくよ
そうさ走るより歩こう
いつかわかるよ
たどり着いた棺桶の中でほほえむ顔がありあり浮かぶよ
きっといい人生さ
きっといい人生さ
このままどこまでも
歩いてゆこう
ひとりだっていいさ
ふたりならもっと楽しいね
大勢ならにぎやかだね
君は誰と歩く?
生まれてから死ぬまでの長い長い道のり
急ぐことはないさ
歩いてゆけばいいさ
肝心なのは
いつだって
今だけど
通り過ぎた
道をふいに
思い出すことも
たまにはいいさ
たまにはいいね
晴れた日も雨の日も
僕は急ぐことなく
のろまの亀のスピードで 歩いてゆく
歩いたほうが体にはいいんだよ
屁理屈だと思うなら走ってばかりの君の毎日は悲しいね
僕は走るより歩くよ。